100年以上前にブラジルに移民した先祖を発見した話
*ブラジルにいた時に書いた記事を一部修正して公開します。最初に投稿したのは2017年の7月でした。
日本移民 in ブラジル
ブラジルにいる間に、サンパウロにあるブラジル日本移民史料館に行ってきました。史料館は日本人街(中国系や韓国系の人も増えてるみたいです)のリベルダージという街にあります。ブラジルには日本人移民が多いという話は前から知っていましたが、自分の先祖もブラジルに移住していたことを親から聞いていたので、好奇心を踊らせながら史料館に行ってきました!
入り口
史料館は建物と7階~9階にあるんですが、建物に入った瞬間にこのポスターが貼ってありました!
パスポート
60年以上前のパスポートが飾ってありました!
記念に自分のパスポートと一緒に一枚!
第一回芥川賞 蒼氓
2015年に芸人の又吉さんの「火花」が受賞したり直木賞とも並んで日本の歴史ある文学賞の芥川賞ですが、第一回受賞作品はブラジル移民を題材にした石川達三の「蒼氓」だった事を史料館で初めて知りました!更にこの第一回の芥川賞には太宰治の作品も候補の1つだったみたいです。とても読みたくなって日本に帰った時に近所のブックオフで探して見たんですが見つけられず、未だに読めてないです。。。出来たら今年中に読みたいですね。
ブラジルと言えば?
皆さんはブラジルと聞いて何を最初に考えますか?個人的にはサッカーですが、サンバ、リオのキリスト像、カーニバルや日本の地球の裏側であること等とブラジルのコーヒーは世界的に有名ですよね!ですよね!?
そんなブラジルのコーヒーは昔から日本に輸入されていたみたいです。
キングカズ
日本サッカー界のレジェンドとして、50歳になった現在も現役で活躍を続けているキングカズこと三浦知良選手ですが、日本人初のプロサッカー選手としてブラジルでプレーされました。その三浦選手の京都パープルサンガ時代のユニホームがサイン入りで飾られてました!
天皇皇后両陛下
若かりし頃の天皇皇后両陛下の肖像が飾ってありました。
移住当時の日本移民の暮らし
ブラジルに移住して来た移民たちを待ち受けたのは中々厳しい状況のようでした。その彼らの住居を再現した様子が下の2枚の写真です。とても質素な生活をされてたみたいですが、厳しい状況の中でも勤勉に働かれて、ブラジルの農産業などに多大な貢献された日本人は現在もブラジルで大変好かれてます。先人たちが残した日本への尊敬と好意を私達も引き継げるようにしたいと思いました。
ブラジルに移った先祖を発見
史料館では文献、写真、ビデオ等を通してブラジル日本移民の歴史を学ぶことが出来ました!約2時間近くいたのですが、帰る直前に日本からブラジルに移住してきた人を検索出来る機械を見つけました!
実は私の先祖は渡伯しています。私が生まれてくる前から、家族間での連絡や繋がりは皆無らしいのですが、個人的に見つけて連絡を取りたいと思っていて、サンパウロに来る前にFacebookでサンパウロにいる岡田性を持つ人々にメッセージを送っていました。残念ながらまだ見つかってませんが。。。
そんな経緯があるのですが、先祖の名前を機械で探してみることにしました!
なんと!!!
100年以上前に渡伯した先祖の名前を発見しました!!!
30時間かけて飛行機で来るのも長いと思っていたのですが、当時は2ヶ月かけて船で来たんですね。データベースの中で名前を見つけただけで、親族に出会えたわけでも連絡が取れたわけでも無いのですが、感慨深いものがありました。
自分はブラジルに移住したわけではありませんが、何かの縁でブラジル人の妻と結婚しましたし、私の家族は何か見えないものでブラジルと繋がりがあるみたいですね。
まとめ
史料館では今まで知らなかった移民の待遇、第二次世界大戦による影響、ブラジル社会への貢献など、たくさんの事が学べました。自分は日本人として生まれ日本で育ったのでどこにいっても日本人としての誇りは感じますが、これからも良き日本人として世界の人々と接することが出来るように気をつけなければいけないと再認識しました!
そして何より先祖の名前を見つけることが出来て良かったです!引き続き自分の親族探しは続けていくので、将来みつけられたらいいなと思います!
全然関係ないんですが帰り道にあのすき家を見つけたので、それについてもすぐ書きます!笑
チャオ!