海外留学を決めた理由
今日は海外留学を決めた理由について書きたいと思います。
自己紹介でも書きましたが、私は高校を卒業するまで海外経験は修学旅行で行ったシンガポールのみで、英語は全く喋れませんでした。そんな私が海外の大学に正規留学するに至ったまでの経緯について書いていきます。
まず、本当に高校卒業後まで英語は全然出来ませんでした。通っていた高校は都立の普通の高校です。あえて言えば国際理解教育に力を入れていて、修学旅行が海外であったり、夏休みに福島県のブリティッシュヒルズでのイングリッシュキャンプがありました。なので、高校に進学する段階からなんとなくですが、将来は国際的に働けたらかっこいいな程度の意識はありました。
学力の話をすると、入学時の国数英のテストは(うろ覚えですが)国語と数学が上位10%くらいの位置で英語はちょうど平均くらいでした。しかし、高校生活中に勉強は全然しなかったので、卒業時には全体的に平均以下の学力で成績も5段階で2.9でした。アメリカの大学に進学するのに高校の成績が反映されるのは知らず、この成績のおかげで後々苦労しました。
中学高校と全然勉強しなかった私。日本の大学に進学しても全く勉強せずに4年間遊び呆けて親のお金を無駄にするだけだと思い、日本の大学に進学することは早い段階でオプションから除外しました。多分高校2年あたりです。しかしだからといって特に英語を勉強するわけでもなく。そのまま高校を卒業して、ニート時々フリーターとして1年間過ごしました。たくさん親に迷惑をかけましたし、正直言って人生の中で一番底辺で後悔してる時期です。でもこの期間があったので、今頑張れてます。
ニート時々フリーターとして1年生活してる時に、小さい頃から通っていた教会の奉仕活動に行くことを決意しました。奉仕活動は2年間で、奉仕の任地は自分で決めることが出来ません。
そしてこの奉仕活動と任地が私の人生のターニングポイントになりました。私が行くことになったのはカリフォルニア州のサンディエゴ。すべての活動を英語ですることを求められました。全く英語が出来なかった私がアメリカに放り込まれて英語漬けの日々を過ごし、日本語との接点はほぼ0でした。英語の参考書や単語帳も一応持ってましたが、座学での勉強は今まで通り苦手だったので、英語の勉強はもっぱら人々とのコミュニケーションで覚えました。
初めての海外生活は正直苦労のほうが大きかったです。語学の壁はあるし、文化の違いもありました。お腹もたくさん壊して正露丸によく助けてもらいました。でも、サンディエゴの生活を通してたくさんの事を学びました。まず、英語を話せるだけでコミュニケーションを取れる人の数が飛躍しました。それによって、日本にいた頃には自分には無かった角度から物事を見れるようになり、今まで見えなかった数々のドアが見えるようになりました。
海外ドラマで見るような大きな庭にプールがあって、週末には家族と友人と一緒にBBQをして、家の中にはビリヤード台があって、開放感あふれるリビングルーム。現実として感じることの無かったザ・アメリカンな生活を実際に送ってる人を見たときは衝撃でした。誤解を招かないように一応言っときますが、これは富裕層の生活であり、アメリカ人の中でも一部の人の生活です。でも、本当に自分の中では衝撃的でした。物質的な豊かさもそうですが、人生に余裕があるというか、精神的な豊かさをとっても感じました。そして、何を血迷ったか私も彼らと同じような生活を出来るようになりたいと思っちゃったんです。
このときに、本格的に大学に行きたい、特にアメリカの大学に行きたいと考え始めました。そして色んな人から話を聞きました。その結果、小さい頃にそろばんをやっていた自分には会計学が相性が良いし、会計学で卒業したらいい仕事につけるという話を鵜呑みにして、アメリカの大学で会計学を学ぼうと決めました。
そして奉仕活動の最後の期間に留学に必要なTOEFLを受けました。テスト対策は全くしていませんでしたが、2年間英語漬け生活のおかげで、リスニングとスピーキングの点数がそこそこ良く、なんとか必要としていた点数を取ることが出来ました。
しかし、高校の成績が悪かったのが響いて、コミュニティカレッジに1年弱通っていい成績を取り(4.0をキープ)、ハワイの4年制の大学に編入しました。高校生で将来留学を考えてる人は、学校の成績はがんばりましょう。日本の大学入試では関係なくてもアメリカでは成績が低いのは致命的です。
私はあと3ヶ月弱で大学を卒業します。卒業後にはアメリカのBig4監査法人で働きます。大学在学中に10ヶ月間パラグアイでインターンをしたり、半年間ブラジルに住んだり、国際結婚したり、Big4監査法人でインターンをしたり、たくさんの経験をすることが出来ました。会計学と経営学のダブルメジャーでGPAも3.85あります。スペイン語とポルトガル語も日常会話レベルで出来るようになりました。
どこにでもいる普通の高校生で、何に対してもやる気が湧かず、高校卒業後ニートだった私がここまで来れたのは、アメリカに来て価値観が変わって視野が広がったからです。ありきたりな話かも知れませんが、日本を出たら見える世界が広がります。旅行ではなくコミュニティカレッジに行くなど、2年くらい経験を積んでほしいです。
今でもアメリカンな生活に憧れていますし、国際的に働き活躍するという夢もあります。でも、日本を離れて更に日本が好きになりました。どんな形かはまだ分かりませんが、日本に貢献したいという気持ちは大きくなっています。なのでそのうち日本に帰ると思います。日本でアメリカンな生活が出来たら自分にとっては完璧ですね。
長くなりましたが、まとめると私が海外留学を決めた理由は
1.アメリカンな生活に憧れたから
3.知らなかった世界を見て視野が広がる時に脳汁ドバドバしたから
の3点です。
海外留学に少しでも興味がある人は、ぜひ勇気を出して一歩踏み出して欲しいです。
何か質問があれば出来る限り答えるので気軽に質問してください。
留学中の写真を参考までにいくつか貼っときます!
チャオ!